すてきな15才 YUKI
15周年 チャックベリー sweet little sixteenにインスパイアされて すてきな15才はリリースされた。 ベストアルバムであるのに駆け抜けた楽曲たちが収録された今作は まずアルバムは 円ではない 一生懸命 必死に生きて 縁になるのだ！ という全体像が打ち出された。 プレイボールでは不器用な彼を見守る女性、坂道のメロディではラブソング、ピュアで正直な冒険家 私の願い事、デヴィッドボウイを彷彿させるSTAMANNと緩急をつけたバリエーションに展開する。Powers of tenでは見られない どこから聴いてもYUKIであり リスナーである、まさにコンセプトはここではないだろうか。恋した 寝た 別れた のような恋愛ではない 一貫して不器用ながらもひたむきに進むその姿は 人間の本来あるべき姿ではないだろうか。好きってなんだろう 涙では コードプログレッシブな展開、となりのメトロではニール・ヤングをイメージさせながらの東京愛。tonightでは真夜中に自由が置かれたバラード、ポストに声を投げ入れてとライブに行けない人にエールを送るようなYUKIの快進撃が止まらない。さよならバイスタンダーでは どんなときも当事者でありたい 傍観者はやめよう、フラッグを立てろ と自由について考え抜かれたメッセージ性とアッパーチューン、新曲 ダーリン待って、 I love you、 穴 、ラストに 手紙(デモ)の感想は買ってからの想像に任せつつも 既存のゆきんこと新規のファンがひとつになれるのは すてきな15才ではないだろうか。生きることとは自由を求め、一度きりの人生を楽しみ 旅をしながら！恋愛をすることは時空を捕まえるのだ！ こうしてアルバムは爽快に終わり 生きることは、いばらの道でも花を咲かせるメッセージの高いアルバムとなった。 是非とも旅のお供に 人は変われるのだ！ 新規のファンも聴いていただけること、ゆきんこもお待ちしています。愛はかけがえのない真実であり 傷ついてそれでもこの世界は美しいのだ！ 
